漢詩 峨眉山月の歌2013年09月07日 20時59分54秒

詩吟と言うものにあまり興味が無かった頃、お年寄りがなんかうなっているそんなイメージだった。
なんと、なんと凄い漢詩をみなさん諳んじていらっしゃる高尚な趣味でした。

今回覚えたのは
李白の 峨眉山月歌 (がびさんげつのうた)

峨眉山月半輪秋  影入平羌江水流
夜發性渓向三峡  思君不見下渝州

がびさんげつはんりんのあき 
かげはへいきょうこうすいにいってながる
よるせいけいをはっしてさんきょうにむこう
きみをおもえどもみえず ゆしゅうをくだる

(通約)
峨眉山に半月の月がかかっている。その月の光は、平羌の江水を明るく映し出し、水は静かに流れてゆく。私はこの夜清渓を出発して三峡に向かったのであったが、ここではじめて月を見ることが出来たのである。このあたり山が連なり特別の時刻でなければ太陽や月野みえないところというが舟が下るにつれて。やがて半輪の月も隠れてしまってそのまま空しく渝州を通り過ぎたのであった。