本2冊2011年04月08日 10時18分08秒

「晴れた空」(下) 半村 良。 上巻を読み終えたのが3月10日。東北大震災が起こったのがその翌日。 東京大空襲と震災の瓦礫が頭の中で混在して下巻がなかなか読めなかった。 60年前と違って今回は世界中の人々が支援のメッセージを送ってくれている。被災地にきっと届いていると思うけれど息の長い支援を心がけなればならないと思う。 「鹿男あをによし」   万城目 学  玄冬舎文庫。 「神無月だー出番だよ、先生」と鹿が話しかけてきた。卑弥呼の力で日本の地下にうごめく巨大ななまずを鎮めるべく古の時代から現代までの奇想天外な物語。 おりしもこの大地震。なまずを鎮めることが出来なかったのでは・・・。 などと思いを持ってしまった。 万城目学ワールドと言われる独特の小説、楽しめる。

今日は東京大空襲の日2011年03月10日 22時30分57秒

晴れた空
★「晴れた空」 上    半村 良   集英社
丁度読み終えた今日が東京大空襲だった。

1945年(昭和20年)3月10日午前零時8分、334機のB29が木と竹と紙で出来た日本家屋を焼き尽くそうと東京に焼夷弾の絨毯爆撃を行った。子供たちは疎開し、残された親たちは火の海で命を落とした。
その夜の死者は8万8000~10万と言われる。
戻ってきて孤児となった子供たちは上野界隈で誰からも援助されず浮浪児となって必死に生きる。

戦後60年余りたった今、この頃必死で、逞しく生きた人たちが眩しく感じる。
続きは下巻。

本3冊2011年03月05日 23時38分44秒

 ●「福に憑かれた男」       喜多川 泰  総合法令出版
 人生を豊かに変える3つの習慣
  福の神が憑くと人生が良い方向に回っていく・・・・なんとも楽しい本。
  福の神は「素敵な出会い」しか提供できないが福の神が憑くには条件が
  ①人知れずいいことを繰り返しその量が一定値を超えたひと。
  ②他人の成功を心から応援、祝福し、その量が一定値を越えた人
  ③全ての人を愛することが出来る人
なんとなく優しくなれそうな本だった
●「カシオペアの丘で」上・下  重松 清    講談社
39歳で余命を宣告され限られた時間の中で過去を見つめ残された家族に何を伝えられるか・・・。

寝不足になった2010年05月15日 21時16分36秒

本
久し振りに夢中になった。
  新潮社  「風が強く吹いている」  三浦しをん

箱根駅伝と言う伝統あるスポーツに挑み、走ることでいろいろなことを見出した若者達。面白かった。
まだ横に「1Q84」が2冊あるがなかなか読めない。・・・続編が出たし・・・頑張って読まなくちゃ。

最近読んだ本2010年03月01日 21時59分53秒

 ●恩田陸  「夜のピクニック」
世を徹して80キロを歩きとおす高校生活最後のイベントを通して友人とのかかわり・・・。ほのぼのと若い心が伝わってくる。
若者に読んでもらいたい。
 ●三浦しおん 「神去なあなあ日常」
高校卒業とともに意思に反して山奥に送り込まれ、そこで林業に従事し自然を相手に生きてきた人々に出会う。
読みながら自然の情景が浮かび上がってくる。一昔前にはこんな村が
どこにもあったような・・・・。