黒田節 歌詞の地を尋ねて2011年04月28日 15時48分13秒

小督の庵があったとされる(名をとった料亭跡地)
黒田節の歌詞の1番は有名な母里太兵衛武勇伝だが                      2番が平家物語 巻六『小督(おごう)』よりと最近知った。                                                                            2)峰の嵐か松風か 訪ぬる人の琴の音か  駒ひきとめて聞くほどに爪音(つまおと)頻き(しるき)想夫恋(そうふれん)                                                           高倉天皇の中宮は、平清盛の娘徳子(後の建礼門院、安徳天皇の母)だが高倉天皇に寵愛された小督を平清盛が娘と天皇との間を懸念して小督を亡き者にしようとしたのを察知して小督は嵯峨野へ身を隠した。天皇の命を受けて小督を探しに出かけた源ノ仲国がこの近くで 『小督の殿の爪音なり「楽(がく)はなにぞ」と聞きければ夫を想ふて恋ふとよむ 「想夫恋(そうふれん)」といふ楽なりけり・・・・』                   桂川に掛かる渡月橋の側に「琴きき橋跡」と言う碑がある。                                                     写真は小督の庵があった跡とされる地で現在は料亭だったとか。もう営業はされていない。 この裏に小督塚がある。