蓼(たで)2010年09月13日 14時01分31秒

オオベニタデ
毎日暑い!暑い!と言いながら過ごした夏も終わりの兆し。
12日は久し振りの「炭焼き」。
この暑い中・・・と思いながらも竹炭の注文があり、思い腰を上げての炭焼き・・・といってもほとんど夫の作業だが。側で材料の竹を運んだり温度を測ったり。
天気は曇り、いつになくしのぎやすい。
途中、畑の草取り作業をしていたら、畑の隅の蓼とススキがすっかり秋の風情。

蓼というと「蓼食う虫も好き好き」というように不味くて食えないものだと思っていたら、鮎料理には欠かせないものだそうである。
「鮎蓼(あゆたで)」と呼ばれるぐらい、鮎との相性が抜群によいとか。特に塩焼きにした焼きたての鮎を「蓼酢」に浸してかぶりつくのが最高であるという。
蓼の辛味成分はタデオナールと呼ばれるもので、舌の表面に分布する味覚を感じる味蕾(みらい)細胞の中に、このタデオナールを認識する部分があり、辛く感じるといわれている。
この種類は「柳蓼」という種類でその他の蓼にはこの辛味は無いとか。
この柳蓼の見分け方はこれを好む虫に食われて葉が穴だらけになっていいるものがそうらしい。
この辛味はわさびのようにツンとしない辛味なので料理にも使われているそうだ。
ただの雑草・・・と思っていたからこれから違って見えそう。